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 交換部品カタログ
 重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の脇の写真ではなくこの分解立体図を参照する必要があることを示します。
ファイナルドライブの点検
ファイナルドライブの摩耗を点検するには、フロントスプロケット(14)およびリアスプロケット(10)を目視で確認します。 歯の輪郭が図(点線)のようになっている場合は交換してください。
チェーン(13)を張った状態で、リンク 16個分の長さを測定します。
長さ(L)が 254 mm より長い場合はチェーンを交換してください。
 重要
リアスプロケット(10)を交換する場合は、エンジンピニオン(14)およびチェーン(13)も交換する必要があります。
 
チェーンスプロケットの取り外し
左側フットレストを取り外します。このときセクション H 4,“フットレストの取り外し”の手順に従ってください。
ネジ(17)を緩めて外し、スプロケットカバー(18)を取り外します。
チェーンを緩めます(セクション D 4,“チェーンテンションの調整”を参照)。
低速ギアを入れ、フロントスプロケット固定プレート(16)の 2 本のネジ(15)を緩めて外します。
ギアボックスカウンターシャフトからプレート(16)を取り外します。
フロントスプロケット(14)をチェーン(9)とともにギアボックスカウンターシャフトから抜き取り、フロントスプロケットからチェーン(13)を外します。
フロントスプロケットの取り付け
ギアボックスカウンターシャフトとフロントスプロケットについて、かみ合わせが完璧な状態であることを確認します。
チェーン(13)をフロントスプロケット(14)に取り付けます。
図示されているように、フロントスプロケットをセカンダリギアシャフト(B)に挿入しスプライン(A)以上に押します。
フロントスプロケット固定プレート(16)をセカンダリギアシャフト(B)に取り付け、フロントスプロケット(16)のネジ切り穴にプレート(14)の穴が合うまでスプライン(A)の内部に回し入れください。 固定プレートは、角の丸められた面をフロントスプロケットに向けて取り付けください。
ネジ(15)のネジ山にネジロック剤を塗布します。
ギアを 1 速に入れます。
ネジ(15)を規定トルクで締め付けます(セクション C 3,“フレーム締め付けトルク”を参照)。
 重要
テンションを調整します。手順については、セクション D 4,“チェーンテンションの調整”を参照してください。
フロントスプロケットカバー(18)を取り付け、ネジ(17)を規定トルクで締め付けます(セクション C 3,“フレーム締め付けトルク”を参照)。
ギアボックスカウンターシャフトのシールリングの交換
 メモ
図ではフレームからエンジンが取り外されています。 エンジンを車体に搭載したままでも、この作業は可能です。
 
前の説明に従ってエンジンピニオンを取り外した後、ドライバーの先端を使って、クランクケースからシールリング(11)
を抜き取ります。
 重要
シールリングとオーリングガスケットは、取り外した場合は必ず交換してください。
 
ギアボックスカウンターシャフトに器具 88713.2060 を取り付け、新しいシールリング(11)を潤滑してから所定の位置に取り付けます。
器具のドリフトを使って、クランクケースのベアリングに当たるまでシールリングを押し込みます。
前項の説明に従って、フロントスプロケットを取り付けます。
スプロケットの取り外し
 
ナット(2)の安全クリップ(1)を抜き取ります。
ホイールシャフトの回転を止め、レンチで固定ナット(2)を緩めます。
ナット(2)を完全に緩めて外し、ワッシャー(3)とフランジ(5)を取り外します。
カラー付きスペーサー(12)も取り外します。
ハンマーでフランジ(5)を防振ラバー(9)と一緒にリアスプロケット(10)から押し出します。
防振ラバー(9)の状態を確認し、必要ならばフランジから取り外して交換します。
リアスプロケットの取り付け
取り付け作業は、取り外し作業と逆の手順で行います。このとき全ての合わせ面と防振ラバー(9)を固定しているナット(4)のヘッド下に規定グリースを塗布します。
章の始めにある指示に従って、摩耗状態を確認します。
リアホイールシャフト(C)をハブ(D)に挿入します。
円錐形のスペーサー(6)を、図に示されているように円錐形の部分をホイールに向けて、ホイールシャフト(C)に取り付けます。
リアスプロケットの歯にチェーンのリンクを挿入して、チェーン(13)をリアスプロケット(10)に取り付けます。
リアスプロケット(10)をシャフトに取り付けます。
ワッシャー(3)をシャフトに差し込みます。
規定のグリースをシャフトのネジ山とナット(2)の接続面に塗布します。
ナットを留め付け、規定トルクで締め付けます(セクション C 3,“フレーム締め付けトルク”を参照)。
ナット(2)に示されているようにクリップ(1)を取り付けます。
 
チェーンの洗浄
オーリングの付いたチェーンを正しく洗浄するには、石油、ナフタ、またはパラフィン油を使用します。
ガソリン、トリクロロエチレン、その他の溶剤はゴム製のオーリングを傷めることがあるので、絶対に使用しないでください。 オーリングチェーン専用でないスプレー製品の使用も避けてください。
チェーンの潤滑
オーリングチェーンでは、リンクピンとブッシュが作動する部分に、オリジナルの潤滑剤がオーリングによって密閉されています。 ただし、保護の目的でチェーンの金属部分とオーリングに定期的に給油する必要があります。
特にオーリングへの注油は、その弾力性を維持し、最大の密閉度を保証するために大切です。
保護を目的として注油する場合は、普通のブラシを使って、チェーンの全長にわたり内側・外側とも、高濃度のエンジンオイルを薄く塗布します(セクション C 2,“補給および潤滑油”を参照)。